関西の女性の生き方を一緒に考える情報マガジン

インタビュー/夢を叶える旅をつくる、旅先で幸せを感じてほしい

トラベルクリエイター 岡田菜穂子さん

2018年に個人旅行の企画・手配会社を立ち上げた岡田奈穂子さん。
「旅先では自分のための幸せな時間を過ごしてほしい」という思いを聞きました。

プロの情報とネットワークで 夢の旅を実現する


 「〝夢が叶った、こんなに楽しい経験ができた〟とお客さまが友人や家族に話してくださり、現在は口コミだけで依頼が続いています。本当にありがたいです」。

 岡田さんの旅行会社「Table a Cloth」では、出発まで3~4回の打ち合わせをします。「夫婦・友人・グループなど、基本は全員参加で〝どんなことを旅でしたいのか?〟を聞きます」。ほかにも、予算やどんなホテルに泊まりたいか、食事、行きたい場所などを話してもらい、お互いの考えを共有する場に。岡田さんは実現したいことや優先順位を把握。「整理して旅を実現するのが私の仕事です」

 個人旅行なので安くはないそうですが「プランと見積もりを見て〝こんなに色々な希望を実現できて、この価格なら〟と喜んでくださる方が多いです」。

その秘訣は、現地と綿密にやりとりをして希望の体験やレストランを手配したり、効率的に回れるルートを確保したり。プロならではの蓄積された情報とネットワークを駆使しています。

「旅のしおり」は分厚い。心配ごとのサポート情報や近隣のおいしい店情報など満載

友人の旅を作った時と同じ気持ちで 旅先での幸せ時間をたっぷりと

 「現地でのバスの乗り方、Wi-Fiの設定など旅先での心配ごとも減らす、おせっかい満載の『旅のしおり』も用意し
ているんです!」。海外雑貨のバイヤーとして各国を飛び回っていた時代に、友人から〝私の旅プランを作ってほしい〟と頼まれたことが、今の仕事の原点。「友人のために〝旅先で幸せだなぁ~と感じる時間をできるだけ多くとれるように〟と作っていたのですが、同じ気持ちを大切にしています」

一方、仕事と家事、2歳と4歳の息子を育てながらで大忙しの岡田さんですが、旅には子連れで行き続けています。
「移動はレンタカーにする。レストラン併設のホテルにしてベビーシッターを手配するなど工夫。旅好きの私が旅に行かなければ、楽しい旅の提案はできないですよね!」

子どもを連れて旅する岡田さん。旅は元気をチャージする時間


 コロナ禍を経て、いまだに海外渡航へのハードルは高い中、改めて「旅は行きたい時が、行き時」と感じているそう。あなたも今こそ旅にでかけませんか。

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(株)Table a Cloth代表取締役/トラベルクリエイター。雑貨バイヤー・輸入業の仕事を経て、旅行業へ
転身。35歳。子どもの旅育事業や海外への日本宿の紹介も開始。 
https://all.tableacloth.com/

W-Style 2024.3月掲載